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活動報告

5月11日 沖縄及び北方問題に関する特別委委員会で質疑を行いました。

江口克彦君

みんなの党の江口克彦でございます。

在日献金問題で前原前外務大臣がお辞めになりました後、松本大臣が仕切られてまだ二か月ぐらいだと思います。たしか二か月だと思うんですけれども、その二か月の間で、なかなか大変だと思いますけれども、時間がなかったということになるかもしれませんけれども、大臣は北方領土にお入りになったことはおありなのかどうか、お尋ねしたいと思います。

国務大臣(松本剛明君)

北方領土に行ったことがあるかという御趣旨であるとすれば、ありません。大臣として行ったことはありません。

江口克彦君

大臣として北方領土に行かれる御予定はおありでしょうか。

国務大臣(松本剛明君)

私が外務大臣を拝命をしたのは三月の九日でございまして、十一日にこの大震災が発災をいたしました。この間で限られた時間をどのように使うかという部分もあったわけでありますが、現在のところ、北方領土に私自身が行くという予定は今まだ持ち合わせておりませんけれども、本件について、北方領土の問題というのは我が国にとって大変重要な問題であるという認識は持って取り組んできております。

ある意味では、巡り合わせとしては幸いにして、九日に就任をいたしましたけれども、その直後、一週間以内にG8の外相会議がございまして関係の各国とも会談をする機会があり、ロシアの外務大臣とも会談をする機会がありましたときに我が国の立場というのをしっかり申し上げてまいりましたし、しっかりそのことを貫いてまいりたいと、このように思っております。

江口克彦君

私がお尋ねしているのは、重要な認識があるとか、あるいはまたロシアの外務大臣と話をしたということではなくて、実際に北方領土の中に入る、あるいはまた行かれる御予定があるのかどうかということを御質問しているんです。

国務大臣(松本剛明君)

今のところ、そういう予定は持ち合わせておりませんとお答えをさせていただきたいと思います。

江口克彦君

言うまでもなく北方領土は日本の領土であるのは大臣も御承知のとおりだと思います。なぜ自国の領土でありながらその自国の領土に日本の外務大臣が入っていかれないのか、あるいはまた行かれないのか。自国の領土でないロシアの大統領とかそういう閣僚の人たちがどんどんどんどん入り込んでいるんですね。それに対して、日本の総理大臣を始め、あるいはまた閣僚の方々はただの一度も北方領土に入っておられない。

枝野官房長官は空からひょいと見ただけですよね。ひょいと空から見たというのは、あれは逆効果だったんですよ。要するにあれは、日本が領土として、自国の領土として、本気になって領土として認識していないということをロシアに伝えてしまったんですよ。飛行機で見るぐらいだったら、飛行機で視察をするぐらいだったら、あなたは命を賭してでも本当にビザなしで行けばいいんですよ。なぜ行かなかったのか、枝野官房長官、お答えください。

国務大臣(枝野幸男君)

御指摘の趣旨やお気持ちは十分理解するものでございますけれども、そうした行動を取った場合の様々な影響等を総合的に判断をいたしまして、北方対策の担当大臣として、北方領土、そして元島民の皆さんの心情、状況等について把握をさせていただくべく現地視察を行ったものでございます。

江口克彦君

そういうことを行ったときにそういう問題が起こることを想定してあえて北方領土に入らなかったとおっしゃいますけれども、ロシアは現実に入り込んでいるんですよね。ロシアは自国の領土でもないところへ入り込んでいて、じゃ、そのロシアの大統領あるいは閣僚の人たち、あるいはまた政府の主要の人たちが北方領土に入り込んできて、それを抗議しているだけですよね。いつも遺憾である、いつもけしからぬというようなことを、これは自民党時代からずっと続けているわけですよ。ところが、実際には実効支配でどんどんどんどんロシアはわあっと、今一万七千人ぐらいいますよ、ロシアの人たちが。そういう人たちが住み着いて、しかもインフラも整備してしまっている。そういうような状態で、こういうことになってきて、これからどのように北方領土を返してもらうというか北方領土交渉をしようとしているのかということですね。

これは、自民党の長い間そんなことをやってきたから、自分たち、しり拭いさせられるのは困るとか、あるいは民主党政権になったからという、それではやっぱり政権を取ったという誇りとかあるいはまた威厳は何にもないですよね。やっぱり政権交代したからには、自民党がこうだったから民主党としてはこういうふうに北方領土の返還についてはこういうふうなやり方をやるんだということを明確に示されないといけないと思うんですよ。

弁護士をやっておられるというか、法律家の枝野官房長官だったら当然そういう論理的なことはお考えになるはずだし、そういうことをやらなければいけないというふうに思うんですけれども。ここで外務大臣にお尋ねしたいんですけれども、現実的なこの北方領土返還に対する具体的な解決策あるいはまたスケジュールというものをどのように考えておられるのか、これは是非お答えをいただきたいと思います。

国務大臣(松本剛明君)

六十年以上にわたって、私は、日本の国の領土である北方領土の帰属の問題を解決をすべく多くの方が努力もし、また試みも重ねてこられたと思いますが、残念ながら現在に至って解決をしていない問題であるという現実は重いものがあるというふうに思っております。

私どもとしては、これについては一朝一夕に、若しくはこれをやればという解決方法があるのであれば、それはまさに身を賭してでも可能であればそれは行われるものだというふうに思っておりますが、しっかりとこの問題が解決をされて日ロの間で平和条約が結べるように粘り強く交渉を行っていく、この道を歩んでいきたいと、このように思っております。

江口克彦君

一朝一夕には解決できない、粘り強く交渉するというのは、歴代外務大臣がもう毎回毎回同じせりふ、そこにテープレコーダーがあるんですか、それぐらい同じ答えをされているんですよ。それが、実際には北方領土はどんどんどんどんロシアが入っていって、そして実効支配して、日本は日本人がビザなしでは行けないんですよね。しかも、自粛を要請するようにと政府は言っているわけですよ。だから、陰に隠れて日本人はロシアのビザを取って北方領土に入っているという状況ですよね。

これに対してまた、一朝一夕で解決できない、慎重に検討して、また時間を掛けて平和条約、これやっているうちに、恐らく北方領土は三万人か五万人のロシア人の島になってしまいますよ。そのとき日本はどうするんですか。今行動を起こさなければ、今本当に思い切った決断をしなければならない。自民党の政権のときはできなかったと言うんだったら、民主党政権だったらできるでしょう。民主党政権だったら、過去のことはさておいて、私たちはこういうふうなやり方でロシアと対抗して、対応してやっていくんだというようなことを民主党政権として言わなきゃいけないのに、相変わらず、私は、自民党政権と同じような、今までの外務大臣と同じような答えをしておられるんだったら政権交代の意味がないというふうに私は思いますよ。

だから、是非、民主党政権として北方領土の返還についてはこういうふうにするんだ、いついつまでにこうするんだと。いいじゃないですか、ロシアと少々衝突しても。それぐらいの気持ち、気迫がないから、結局、穏便に穏便に、何でも事なかれ主義でやっているから、一朝一夕では解決できません、慎重に検討して、平和条約が結ばれてからなんというようなことをやっているうちに、もう北方領土はロシアの領土になってしまいますよ。それでいいんですか、大臣。

国務大臣(松本剛明君)

私どもとしては、是非北方四島の帰属の問題を解決をしたいと思っておりますので、賢明な先生のお知恵もまた御開陳をいただけたら、よく勉強させていただきたいと思っております。

江口克彦君

解決したいというお気持ちについては大変敬意を表しますが、それでは、解決するという、いつまでに解決するのか、その工程表、スケジュールをお話しください。

国務大臣(松本剛明君)

現状は先生もよく御存じのとおりでありますので、先ほど申し上げたように交渉しなければいけないという状況でございますので、その点については、私どもとしても交渉にしっかり取り組んでいきたいということを申し上げております。

江口克彦君

交渉しなければならない、交渉しなければならない。いつ交渉するんでしょう。そして交渉をして、そしていつ戻ってくるんでしょうか。私は絶望的なお答えだというふうに思います。

沖縄に話題を変えます。
沖縄でありますが、今、沖縄の基地、普天間から辺野古ということになっておりますね。辺野古になっておる。そして、宜野湾だとかというようなこともいろいろと取りざたされているようでありますけれども、もう沖縄の人たちは、鳩山さんが県外でいい、県外だと言ったから、大喜びしてそれを信じたんですよ。信じて、そして沖縄から基地は県外に移るんだというふうに思い込んだわけですね。そうですよね。そして、県外だって、鳩山さんは県外にしてくれるんだと。で、鳩山さんもアメリカに行ってのんきにオバマさんにトラスト・ミーなんていいかげんな答えをして帰ってきたわけですよね。

そういうようなことからすると、もう完全に民主党政権というのは、鳩山さんの時代から沖縄の人を欺き、欺き、欺いちゃっているわけですよね。欺いちゃっているわけですよ。欺き続けている結果、この間の参議院の選挙でも立候補者立てられなかったわけですよ。それぐらい沖縄の人たちは怒っているわけですよね。怒っているわけですよ。

要するに、沖縄の人からしたら辺野古も駄目なんですよ。そして、普天間はもちろん、宜野湾も駄目なんですよ。県外なんですよ。もうそれで、だから沖縄の人たちは、県外以外は絶対にもう認めないということになっている。
ところが今、五月に戻る、アメリカの案に戻る、あるいはまた自民党案に戻る。これはアメリカの考え方ですよね。民主党政権はアメリカを取るんですか、沖縄の人たちを取るんですか。アメリカの言うことを聞くんですか、沖縄の人たちの言うことを聞くんですか。どちらですか。

国務大臣(松本剛明君)
私どもは日本国の政府でありますし、当然沖縄の方々は日本の方であります。ですから、日本にとって、沖縄にとって望まれるというか、いいと思うことをしっかりとやっていくということであります。

委員長(中川雅治君)

江口克彦君、時間が過ぎておりますので。

江口克彦君

あと二分ありますね。

委員長(中川雅治君)

いや、四十二分までです。

江口克彦君

ああ、そうですか。ごめんなさいね。
じゃ、最後に申し上げますけど、そうしたら、沖縄の人の言うこと、沖縄の人の考え方を取るということであるとするならば、県外ですね、大臣。

国務大臣(松本剛明君)
私どもとしては、昨年の五月の合意というのが我が国にとってしかるべき決断だ、判断だということになりました。ただ、この間に、昨年の五月の合意に改めて至ったことについて、その経緯については沖縄の皆様にはおわびを申し上げなければいけないということはこれまでも申し上げてまいりました。沖縄の皆様にも私どもの判断を御理解をいただけるように誠意を持って努力をしているところでございます。

江口克彦君

ありがとうございました。

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